性感染症の種類

『性感染症(STD)』は、近年10代~20代の女性を中心に、増加し続けています。症状が出ない病気も多く、本人が感染に気づかないケースもあります。しかし、性感染症に感染したまま放っておくと、不妊や子宮頸がん、陰茎がんの原因になることもあります。この記事では、増え続ける性感染症の種類について解説します。

・性器ヘルペス
性器ヘルペスとは、単純ヘルペスウィルス(HSV-2)によって感染する性感染症(STD)となっています。ウィルスには8種類(HSV-1~8)あり、感染率が高い口唇、顔などに出る「HSV-1」と下半身でも性器に特に出る「HSV-2」などがあります。ヘルペスは、小さな水ぶくれが集まった帯状疱疹で、急性の炎症性皮膚疾患となっています。誰もが感染している一般的なウィルスであり、子供の頃に水疱瘡になってしまった経験を持っている方も少なくないと思います。ヘルペスに感染している病変部に直接接触する事で感染してしまい、症状が現れなく潜伏している場合もあるので注意が必要です。

・淋病(淋菌感染症)
男性では上記のクラミジアに次いで患者数が多い性感染症です。淋菌に感染することで、女性は子宮頚管、男性では尿道に炎症が現れます。尿道炎では、排尿時の痛みや膿が混じった尿が出たり、女性ではおりものの量が増えます。淋病はクラミジアと並んで、喉への感染が起こりやすい性感染症となっており、フェラなどのオーラルセックスを頻繁に行っている女性のなかには、クラミジアと淋病の両方が感染していることもあります。

・梅毒
セックスや類似性行為(フェラチオやアナルセックスなど)を介してトレポネーマという病原微生物に感染することで、性器や肛門、口のしこり、リンパ節の腫れ、全身の皮膚にアザやブツブツができる性感染症です。

・尖圭(せんけい)コンジローマ
『尖圭コンジローマ』は、『ヒトパピローマウイルス』に感染することが原因の性感染症です。感染すると、性器や肛門付近に、白またはピンクの『小さなイボ』ができます。かゆみはほとんどありません。ヒトパピローマウイルスのタイプによって、女性は『子宮頚がん』、男性は『陰茎がん』の原因になることもあります。